大村市版 売買契約書 売買代金 公開前
売買代金(手付・内金・中間金・残代金)|支払方法の事故を防ぐ

金額そのものより「支払方法」と「着金確認」と「同時履行」の設計が重要です。現金・振込・預金小切手(預手)の特徴を押さえます。

参考:内金・中間金の位置付け/支払方法(現金・振込・預手)と “着金確認のタイムラグ” は 三井住友トラスト不動産のQ&A が実務目線で整理されています。

30秒要約

  • 内金・中間金は「売買代金の一部」で、手付金とは別概念です(分割払いの設計)。
  • 振込は安全ですが、着金確認に時間差があるため、引渡し・鍵交付・登記書類交付と合わせた段取りが要点です。
  • 預金小切手(預手)は現金同視で扱われることがあり、決済の同時履行を作りやすい一方、現金化に日数が要る点も理解しておきます。
事故が起きる瞬間
「振り込みました」→ まだ着金してない → でも鍵渡し/書類渡しが進む(段取り崩壊)

注意喚起(ここで揉めやすい)

要注意:支払期日・支払方法を “なんとなく” で書くと、決済日に段取りが崩れます。 「振込の場合の着金確認」と「引渡し・登記手続の同時履行」を、契約条項(or 合意メモ)でセットにしておくのが実務上安全です。

チェック(条項レビュー)

  • 支払の区分:手付金/内金/中間金/残代金が混ざっていないか
  • 支払方法:振込先口座、手数料負担、振込名義、着金確認の扱いが明確か
  • 決済日:司法書士同席、金融機関段取り、鍵・領収書・精算書の準備が前提化できているか

“4点セット” 解説(代金条項の骨格)

  1. 金額の分解:手付/内金/中間金/残代金(いつ・何の名目か)
  2. 支払手段:現金・振込・預手のどれか(混在なら順序を)
  3. 着金確認のルール:振込は時間差がある前提で「確認完了=履行提供」と整合させる
  4. 同時履行の接続:残代金の支払いと、登記・引渡しが同日に噛み合うように設計

支払方法の要点(振込の時間差、預手の扱い等)は 同Q&A をベースにすると説明が揃います。

文例(骨組み)

(売買代金の支払方法)
第○条 買主は、売買代金○○円を、次のとおり支払う。
(1) 手付金 金○○円(本契約締結と同時)
(2) 中間金 金○○円(令和○年○月○日まで)
(3) 残代金 金○○円(決済日:令和○年○月○日)

2 買主は、前項(2)(3)の金員を、売主指定口座へ振り込みにより支払う(振込手数料は買主負担)。
3 決済日における残代金の支払は、売主の引渡しおよび所有権移転登記手続の履行提供と同時に行う。